中国語発音習得のゴールはどこ?
何をどこまで学習すればいいのか、明確な答えを知りたい。
中国語は日本語よりも構成する音が多く、どこまで勉強すれば次に進んでOKなのか分かりにくいですよね。
発音で大きく躓いた身からすると
一番はじめに中国語を構成する405音を正しく覚えること
をオススメします。
なぜなら、はじめに全ての音を覚えることで圧倒的にその後の学習がスムーズになるからです。
という事でこの記事では、
- 発音習得のゴールとは?
- 音節表一覧(PDF)
- 勉強方法
について、台湾華語学習歴8年の筆者がまとめました。
発音学習で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
※私は台湾の中国語「台湾華語」を勉強しています。そのため、普通話とは異なる部分がある事を予めご了承ください
中国語発音習得のゴール
中国語を構成する405音を全て正しく覚える
発音習得のゴールは、中国語を構成する「子音+母音の組み合わせ405音全て」を通じる音で発音できるようになることです。
因みに、日本語を構成する音は約100音なので、中国語は日本語の約4倍の音があります。
そのためか、発音の学習は子音と母音を習得したらすぐに文法や単語の勉強へと移るのが一般的です。
その結果、発音が悪くて通じずに苦労するハメになるんです…
文脈から判断して下さいは無理な話
例えば、日本語の「か」を「け」と間違えて覚えていた場合、「お菓子」は「おけし」という発音になりますし、「形」は「けたち」になります。
このおけきのおけし、けたちがけわいいね!
(本当はこう伝えたい:このおかきのお菓子、形が可愛いね!)
この文を、
文脈から判断してください!お願いします!
と言われても、無理な話ではないでしょうか。
よって、我々中国語学習者は、発音の精度を出来る限り高める必要があります。
そうすることで、聞き返されることが減り、聞き手の負担を減らすことにもつながりますよ。
発音を習得済みの状態とは?
発音を習得済みの状態とは、下記の状態を指します。
読み方のわからない漢字に出会った時に、ふりがなさえあれば正しく読める状態
日本語でも、振り仮名さえあれば漢字を正しく読めますよね。
それと同じで、中国語でもピンイン(注音)さえあれば、通じる発音で正しく読めるようになって初めて発音を習得済みと言えます。
後から発音を矯正するのは大変!
もしも、発音の変な癖がついてしまっていた場合、後々発音矯正をする必要があります。
ただ、一度ついた癖を矯正するのは、なかなか骨の折れる作業です…
よく「jiu」をそのままローマ字読みで「ジゥ」と覚えている人がいますが、実際は「o」入れて「jiou」と発音するのが正解。
「ジゥ」で覚えていた場合、当たり前ですがこの音を使った単語は通じません…
また、発音矯正する場合も、全ての単語を一から覚え直す必要があり二度手間になります。
そのため、最初に正しい発音を身につけることは、結果的に学習効率の向上にも繋がります。
中国語「子音+母音」音節表(注音付)
下記が中国語の音節表になります。
ピンイン表 - ボポモフォPDF用-2子音+母音の組み合わせ405音の勉強方法
子音と母音の学習が終わったら、子音と母音の組み合わせを学習していきます。
もしも、子音・母音の習得がまだの場合は、先に「子音・母音」の知識を身につけておく事をおすすめします。
詳細は、下記記事を参考にしてみて下さいね!
≫【台湾】中国語子音一覧(21個)と発音の仕方&コツを徹底解説
≫【台湾】中国語母音一覧(36個)と発音の仕方&コツを徹底解説
難易度別に学習するのがコツ
405音と聞くと気が遠くなりますが、難易度別に分けて勉強すると効率的です。
難易度別に5つのレベルに分類したものがこちら↓。
- ほぼ日本語でOKな音
- ちょっとコツが必要な音
- ピンインとローマ字読みが異なる音
- 日本語にはない音
- 日本語では区別しない音
特に難しいのが、④日本語にはない音と⑤日本語では区別しない音です。
学習方法の詳細は、下記記事を参考にしてみて下さい。
≫中国語の発音は難しい!?難易度別に5つのレベルに分けて最短攻略!
405音の他に「声調」がある
405音とは別に、中国語には音程を表す「声調」 があります。
これは、音の上がり下がり(高低)をつけて、音を区別するためのものです。
「声調」も中国語の発音には欠かせないので習得必須!
詳しくは、下記記事を参考にしてみて下さい。
中国語発音習得のゴールまとめ
以上が、中国語発音習得のゴールについてでした。
中国語は、日本語に比べると覚えるべき音が4倍もありかなり大変です…
でも、先に発音さえ習得してしまえば、後々新しい単語を覚える際に日本語と同じような感覚でスラスラと覚える事が可能になります。
中国語は発音を乗り越えると、後が本当にラク♪
私は発音習得ではかなり苦労しましたが、頑張って良かったと心から思います。
この記事が発音で悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
ではまた〜♪
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