【子音+ui(ㄨㄟ)】発音のコツと練習方法

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中国語 ui 発音

「子音+ui(ㄨㄟ)」の発音は全部でいくつある?

発音方法とコツを知りたいな。

「子音+ui(ㄨㄟ)」の組み合わせは、全部で12通り。

この記事では、

  • 「子音+ui(ㄨㄟ)」の12通り全ての発音方法(台湾人の音声付)
  • 発音のコツ

を台湾華語学習歴8年の筆者が解説いたいます。(発音のオンライン講師の経験有り)

中国語の発音は、子音と母音を練習して終わりではありません。

子音と母音を組み合わせた405音全てを正しく発音できることが、発音のゴールです。

子音だけ母音だけだと発音できるのに、合体した時の音がわからない…

そんな時にお役に立てれば幸いです。

※私は台湾の中国語「台湾華語」を勉強しています。そのため、普通話とは異なる部分がある事を予めご了承ください

目次

キレイな中国語の発音になるコツ

2つのポイント
  • 中国語の「口の形・喉・息の量」をマスターしておく
  • 中国語特有の発音のクセを理解しておく

中国語には “中国語の発音のクセ” というものがあります。

私はこれを知らなかったために、

通じないOR聞き取りづらいと言われ続けていました…

この2つのポイントを先に習得しておくと、効率良くキレイな発音を身につける事ができますよ♪

詳しくは、下記記事を参考にしてみて下さい。

≫中国語特有の発音の仕方とコツ!もう発音で挫折しない!

≫中国語の口の形・喉・息を完全攻略!この方法で発音が激変しました!

中国語の母音「ui(ㄨㄟ)」の発音を確認

口の形:日本語の「う」よりももっと口を突き出す→少し緩める→横に引く“いの口”

発音の仕方:滑らかに「ぅえぃ」と発音

真ん中の音にアクセント:真ん中の「え」の音を強く発音する

日本語だと、「うえい」は「う」+「え」+「い」の3音節という考え方です。

しかし中国語の場合、この「ui(ㄨㄟ)」は1音節のため別々に発音しません。

まず、口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」と発音します。

この動作を一つの音(1音節)として滑らかに発音しましょう。

真ん中の「え」を強く発音すること

ここに注意

ピンインだと「ui」と表記されるため、「e」の音を発音せずにそのままローマ字読みしがち。

けれども、この発音は「uei」と発音するのが正しく、表記と実際の音が異なるので注意が必要です。

関連記事

≫【台湾】中国語子音一覧(21個)と発音の仕方&コツを徹底解説

≫【台湾】中国語母音一覧(36個)と発音の仕方&コツを徹底解説

≫ 中国語音節一覧表PDF

子音+「ui(ㄨㄟ)」の組み合わせ一覧

スクロールできます
使う部分/息無気音
息を出さない
有気音
息を強く出す
鼻音
鼻へ抜く
摩擦音
摩擦を起こす
側面音
舌の側面から抜く
両唇音
くちびる
唇歯音
くちびると歯
舌尖音
舌先
dui
ㄉㄨㄟ
tui
ㄊㄨㄟ
舌根音
舌の根元
gui
ㄍㄨㄟ
kui
ㄎㄨㄟ
hui
ㄏㄨㄟ
舌面音
舌の表面
反舌音
舌を反らす
zhui
ㄓㄨㄟ
chui
ㄔㄨㄟ
shui
ㄕㄨㄟ
rui
ㄖㄨㄟ
舌歯音
舌と歯
zui
ㄗㄨㄟ
cui
ㄘㄨㄟ
sui
ㄙㄨㄟ
子音+「ui(ㄨㄟ)」の組み合わせ

子音+「ui(ㄨㄟ)」の組み合わせは全部で12通り。

子音+「ui(ㄨㄟ)」の発音方法とコツ(音声付)

「ui」に隠れている「e」の音もしっかり発音する

「ui」の音は、実際は「uei」という風に「e」の音が隠れています。

「e」の音も忘れずに「uei」と発音するのがポイントです!

dui(ㄉㄨㄟ)

  1. 微笑むような“いの口”
  2. 舌先に力を入れ「ど」と発音し口の中で音を響かせる(無気音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

口を突き出す→横に引きながら「どぅえぃ」と1音節で発音します。

「どぉえぃ」のように聞こえます。

tui(ㄊㄨㄟ)

  1. 微笑むような“いの口”
  2. 舌先に力を入れ息を思いっきり吐きながら「とっ」と発音(有気音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

口を突き出す→横に引きながら「とぅえぃ」と1音節で発音します。

「t(ㄊ)」は有気音なので、ティッシュが揺れるくらい強く息を吐くのがコツ

「とぉえぃ」のように聞こえます。

gui(ㄍㄨㄟ)

  1. 微笑むような“いの口”
  2. 喉に力を入れ「ぐ」と発音し口の中で音を響かせる(無気音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

口を突き出す→横に引きながら「ぐぅえぃ」と1音節で発音します。

喉に力を入れて発音するとキレイに発音できます。

kui(ㄎㄨㄟ)

  1. 微笑むような“いの口”
  2. 喉に力を入れ息を強く吐きながら「くっ」と発音
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

口を突き出す→横に引きながら「くぅえぃ」と1音節で発音します。

「k(ㄎ)」は有気音なので、ティッシュが揺れるくらい強く息を吐くのがコツです。

hui(ㄏㄨㄟ)

  1. 微笑むような“いの口”
  2. 喉の奥から息を吐きながら声を絞り出すように「ほっ」と発音(摩擦音)
  3. 口を突き出して「ぉ」と発音し、口を引きながら「えぃ」

この音は、「ふぅえぃ」ではありません。

 口を突き出す→横に引きながら「ほぉえぃ」と発音します。

表記通りに「ふぅえぃ」と発音してしまいそうになりますが、「ふぅえぃ」と発音すると通じないので要注意。

喉の奥から声を絞り出すように発音するのがコツです。

zhui(ㄓㄨㄟ)

  1. “いの口”よりさらに少し横に引く
  2. 舌を少し後ろに引き、舌先を上あごの中央あたりに軽くあてた状態で「じゅ」と発音(無気音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

この音は口の形が超重要で、“いの口”よりさらに少し横に引いた状態でスタンバイ。

その口の形をキープしたまま、舌を少しだけ後ろに引き舌先を上あごの中央あたりに軽くあてます。

そして、口を突き出す→横に引きながら「じゅぅえぃ」と発音。

「じょえぃ」のように聞こえますよ。

chui(ㄔㄨㄟ)

  1. “いの口”よりさらに少し横に引く
  2. 舌を少しだけ後ろに引き、舌先を上あごの中央あたりに軽くあて、息を思いっきり吐きながら「ちゅ」と発音(有気音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

この音は口の形が超重要で、“いの口”よりさらに少し横に引いた状態でスタンバイ。

その口の形をキープしたまま、舌を少しだけ後ろに引き舌先を上あごの中央あたりに軽くあてます。

そして、口を突き出す→横に引きながら「ちゅぅえぃ」と発音。

音を出すと同時に舌先を上顎から少し離して隙間を作るのがポイントです。

「ch(ㄔ)」は有気音なので、テッシュが揺れるくらい息を思いっきり吐きながら発音して下さいね。

音は、「ちょえぃ」のように聞こえます。

shui(ㄕㄨㄟ)

  1. “いの口”よりさらに少し横に引く
  2. 舌を少しだけ後ろに引き、舌先を反らして(舌はどこにもつけない)「しゅ」と発音(摩擦音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

“いの口”よりさらに少し横に引いた状態でスタンバイ

その口の形をキープしたまま、舌を少しだけ反らします。(この時舌はどこにもつけないこと)

そして、口を突き出す→横に引きながら「しゅぅえぃ」と発音します。

rui(ㄖㄨㄟ)

  1. “いの口”よりさらに少し横に引く
  2. 舌を少しだけ後ろに引き、舌先を反らして(舌はどこにもつけない)「る」と発音(摩擦音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

“いの口”よりさらに少し横に引いた状態でスタンバイ

その口の形をキープしたまま、舌を少しだけ反らします。(この時舌はどこにもつけないこと)

そして、口を突き出す→横に引きながら「るぅえぃ」と発音します。

喉を震わせて出す音なので、濁音のような籠もった音に聞こえるはずです。

zui(ㄗㄨㄟ)

  1. 「いーだっ!」の“いの口”のように最大限引く
  2. その口をキープしたまま、「づ」と発音し口の中で音を響かせる(無気音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

口を突き出す→横に引きながら「づぅえぃ」と発音します。

「ぞぉえぃ」のように聞こえますよ。

cui(ㄘㄨㄟ)

  1. 「いーだっ!」の“いの口”のように最大限引く
  2. その口をキープしたまま、息を強く吐きながら「つっ」と発音(有気音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

口を突き出す→横に引きながら「つぅえぃ」と発音します。

「c(ㄘ)」は有気音なので、テッシュが揺れるくらい息を思いっきり吐きながら発音すること。

「つぉえぃ」のように聞こえます。

sui(ㄙㄨㄟ)

  1. 「いーだっ!」の“いの口”のように最大限引く
  2. その口をキープしたまま、息を吐きながら「す」と発音(摩擦音)
  3. 口を突き出して「う」と発音し、口を引きながら「えぃ」

口を突き出す→横に引きながら「すぅえぃ」と発音します。

「子音+ui(ㄨㄟ)」の発音方法まとめ

以上が、「子音+ui(ㄨㄟ)」の発音のコツと練習方法でした。

発音練習の際は、実際に自分の声を録音して聞いてみるのが効果的です。

「中国語を学ぼう ChineseSkill」というアプリなら、自分の声を録音してお手本と交互に聞くことが出来るのでオススメです。

参考になれば幸いです。

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