毎日真面目に勉強しているのに、中国語のリスニングが上手くならない…
上達するコツを教えて欲しい。
リスニング、難しいですよね…
でも大丈夫!
会話で聞き取れない原因を知って対策することで必ず上達します。
私の場合、聞き取れない原因を細分化した結果、下記4つが出来ていないとわかりました。
- 音を正しく聞き取れない
- 音を意味として理解できない
- 理解が会話の速度に追いつかない
- 知っている単語の意味が違う
この4点を一つ一つクリアにしていくことで、リスニングを無事に克服。
まずは、リスニングがなぜ難しいのかを理解し、その上で聞き取れない原因を解決していくのがオススメです。
詳しく解説していきますね!
※私は台湾の中国語「台湾華語」を勉強しています。そのため、普通話とは異なる部分がある事を予めご了承ください
中国語のリスニングは実はスピーキングよりも難しい
リスニンは “聞くだけ” なのでとても簡単なイメージがありますが、実はスピーキングよりも難しいのがリスニングです。
語彙力の差が顕著に現れるのがリスニング
ネイティブと中国語学習者の語彙力の差が顕著に現れるのがリスニングです。
ネイティブは、当たり前ですが中国語学習者の私達よりも語彙力が高いです。
そして、彼らは知っている単語の中から、自分が伝えたい内容に一番フィットした単語を選んで話します。
つまり、
私達の語彙力に合わせて会話をしてくれるわけではないのです。
これが、ネイティブとの会話になった途端リスニングが難しく感じる理由です。
5000語を知っていれば9割理解できる
中国語の場合、5000語を知っていれば会話の9割を理解できると言われています。
また、台湾人が中学校を卒業するまでに習う中国語の単語数は、約4500語。
よって、ネイティブとの会話で必要な単語数は、約4500〜5000語というのが一つの目安となります。
仮にあなたの現在の語彙力が1000語だとすると、リスニングが出来なくても仕方ないので落ち込まなくて大丈夫です!
知っている単語を使って話すのがスピーキング
一方でスピーキングは、自分の知っている単語を使って話します。
そのため、語彙力が3000語ほどあり、且つその単語を “実践で使えるレベル” で習得している場合、日常会話であればさほど難しくありません。
因みに、
台湾華語のテキスト「視聴華語1〜5」で習得できる単語数は約3000語です。
中国語が聞き取れない4つの原因と解決策
- 音を正しく聞き取れない
- 音を意味として理解できない
- 理解が会話の速度に追いつかない
- 知っている単語の意味が違う
中国語のリスニングが出来ない原因は、上記の4つに細分化できます。
これを一つずつクリアにしていきます。
① 音を正しく聞き取れない
- 中国語を構成する405音を正しく聞き取れる
- 声調を正しく聞き分けられる
音を正しく聞き取れる状態というのは、「中国語を構成する405音」と「声調」を正しく聞き取れる状態を指します。
特に声調の聞き分けは難しいです…
解決策:ディクテーションをする
音を正しく聞き取れない時にお勧めなのが、“ディクテーション” という学習方法です。
ディクテーションは、「音声を聞いて、聞こえてきた通りに書き取る」という至ってシンプルな学習法。
けれど、ディクテーションによって得られる効果は絶大です。
- 音の違いがわかるようになる
- 自分の苦手な音がわかる
自分の苦手な音が明確になるため、苦手な音を重点的に効率的に学習する事ができますよ。
詳しくは「ディクテーション」の記事を参考にしてみて下さい。
② 音を意味として理解できない
- インプットの方法を間違えている
会話をしている時、私達が頼りにできるのは「音のみ」です。
よって、耳から入ってくる音だけを頼りに、意味まで変換しなくてはなりません。
ですが実際の学習はというと、テキストを読んで「目」からのインプットだけで終了している場合がほとんど。
解決策:音を聞いて意味に変換する訓練を積む
解決策としては、「音を意味(イメージ)に変換する」訓練を積むことです。
今までやっていたテキストを読むという学習法に、「耳から入ってきた音→意味に変換」の練習をプラスします。
そうすることで、イメージと音が結びつき、音を聞いただけで簡単に意味へと変換出来るようになりますよ。
詳しくは、「中国語リスニングの正しいインプット方法」の記事を参考にしてみて下さい。
③ 理解が会話の速度に追いつかない
- リスニングの練習不足
理解が会話の速度に追いつかない理由は、圧倒的なリスニングの練習不足です。
ネイティブのスピードは、テキストの音声とは比べものにならないくらい速いんですよね…
解決策:ネイティブの会話をひたすら聞く
解決策は、ひたすら聞いてネイティブのスピードに慣れるしかありません!苦笑
オススメは、台湾ドラマやYouTubeを見ること。
会話に慣れたい
説明文に慣れたい
ドラマで勉強
ドラマは会話が中心なので、初級レベルにもオススメです。
また、難しくても中国語字幕で見ることで中国語により早く慣れる事ができますよ。
台湾ドラマを繁体字の字幕で見るなら、無料作品が豊富なLINE TVがオススメです◎。
LINE TVの特徴は、下記記事を参考にしてみて下さい。
≫LINE TVとは?台湾ドラマを日本から見る方法と特徴を解説【無料作品多数】
YouTubeで勉強
また、YouTubeの場合は、説明文が多く難しいので中級レベル以上にオススメです。
オススメのYouTubeチャンネルは、下記記事を参考にしてみて下さい。
≫台湾中国語の勉強におすすめのYouTubeチャンネル15選
④ 知っている単語の意味が違う
- 参考書でしか勉強していない
- 実践経験が乏しい
ネイティブと会話していると、
知っている単語のはずなのに意味がなんか違う気がする…
という状況に頻繁に遭遇します。
その理由は簡単で、テキストで習った単語が実際の会話では全く違う意味で使われる事があるからです。
例えば
「正」という単語。
辞書には「正しい・まさに」と載っていますが、数年前から台湾では「可愛い・キレイ」という意味でも使われるように。
你看那個人!很正~
(あの人見て!可愛い〜)
很正?
(あの人は正しい??)
「正」が「可愛い・キレイ」という意味でも使われることを知らなければ、意味不明ですよね…
解決策
解決策は、テキストを使った勉強は早く終わらせることです。
テキストを使った勉強も重要。
ただ、ネイティブとの会話をスムーズにするには、テキストを使った勉強はさっさと終わらせて実践で使える単語や文をどんどん増やしていくことです。
「勉強=テキストを使う」
というイメージがあるため、とにかくテキストを使って勉強しなければ!と思いがち。
けれど、テキストだけで勉強していると、相手の意図を理解できないケースが多々出てきます…
そのため、テキストでの勉強は早々に切りあげて、台湾人の友達を作って話す・台湾ドラマを見るなど実践から使える単語を吸収するのがオススメです。
中国語リスニングのコツまとめ
以上が、「リスニングが聞き取れない4つの原因と解決策」についてでした。
中国語の勉強を始めたばかりの頃は、スピーキングは難しい!と思っていましたが、ネイティブと会話する機会が増えれば増えるほど、リスニングの難しさを思い知らされるようになりました。
また、台湾人は台湾語を混ぜながら話すので、余計に意味不明になる事があります…苦笑
リスニング力を向上させるには、中国語をひたすら聞くことです。
私は時間がある時は、LINE TVで好きならドラマを見ながら勉強しています♪
LINE TVの特徴は、下記記事を参考にしてみて下さい。
≫LINE TVとは?台湾ドラマを日本から見る方法と特徴を解説【無料作品多数】
参考になれば幸いです。
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