中国語発音の4つの特徴とコツ!訛っていても通じる発音に激変します

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中国語 発音 コツ

こんなに努力してるのに、頻繁に聞き返されるのはなぜ?

キレイな発音を身につけて、楽しく会話ができるようになりたいな。

発音が通じないと、地味に落ち込みますよね。

私も、日本語訛りが強い中国語を話していた頃は、常に聞き返されていて心が折れそうでした…

通じない原因の大半は、

日本語を発音するように中国語を発音してもOKだと勘違いしていることにあります。

でも大丈夫。

下記4つの中国語の特徴を理解し実践すれば、訛っていても通じる発音へと変わることができます!

  • 1音節の中で子音→母音に音が移行する(母音で音が終わる)
  • 母音にアクセントを置く
  • 複合母音のとき1音節で発音する
  • 複合母音の時に区切る位置を間違えない

私は実際にこの方法を実践した結果、発音が悪くて聞き返されることがほとんどなくなりました。

中国語の発音を長く学んでいるのに、一向に日本語訛りが改善されない…

そんな時にお役に立てれば幸いです。

※私は台湾の中国語「台湾華語」を勉強しています。そのため、普通話とは異なる部分がある事を予めご了承ください

目次

中国語発音の4つの特徴と発音のコツ

冒頭でも述べましたが、中国語発音の特徴は下記4つ。

  • 1音節の中で子音→母音に音が移行する(母音で音が終わる)
  • 母音にアクセントを置く
  • 複合母音のとき1音節で発音する
  • 複合母音の時に区切る位置を間違えない

これらを理解し発音矯正を行うと、訛っていても通じる発音に変わることが出来ます。

それぞれ詳しく解説していきますね!

①1音節の中で子音→母音に音が移行する(母音で音が終わる)

1つ目の特徴は、1つの音(1音節)を発音する時に「子音→母音に音が移行して母音でその音が終わる」という点です。

どういう事かというと、

日本語の場合は、図のように子音と母音がほぼ同じ強さで発音されます。

一方で、中国語の場合は1つの音(1音節)の中で、音が「子音→母音」に移行して終わります。

つまり、中国語の場合、最終的に聞こえる音は「母音」だけです。

母音がはっきり聞こえるのが中国語の特徴

声調で音程を変化させるのは母音の役割

1音節の中で子音→母音に音が移行するため、声調の影響を大きく受けるのは母音になります。

よって、子音はあくまで出だしの音であり、音程を変化させるのは母音の役割です。

図で表すと、下記のように。

「ka(ㄎㄚ)」の2声の場合

日本語と中国語を聞き比べ

実際に、日本語の「か」と中国語の「ka(ㄎㄚ)」の音を聞き比べてみましょう。

日本語の「か」

中国語の「ka(ㄎㄚ)」

聞いてわかる通り、日本語の場合は、子音と母音がほぼ同じ強さで発音されています。

一方で、中国語は最終的に聞こえるのは母音だけ。

音・声調・文法は合っているはずなのに聞き返される場合は、

母音で音を終わらせることを意識してみて下さいね♪

私は何度も「何か違う」と言われ続け、母音で音を終わらせるように意識したら「上手になった!」と褒められるようになりました。

②母音にアクセントを置く

2つ目の特徴は、「母音にアクセントを置く」です。

単母音・二重母音・三重母音の場合、アクセントを置く場所が決まっています。

子音+単母音の場合

子音+単母音の場合は、母音にアクセントを置いて発音します。

例えば「ba(ㄅㄚ)」の場合、母音「a(ㄚ)」を強く発音。

「ばぁ」のように、子音→母音に移行しながら母音にアクセントを置いて発音しましょう。

日本語の「ばー」では、母音がはっきり聞こえず聞き取りづらいので注意!

子音+二重母音の場合

子音+二重母音の場合は、口がより大きく開く母音にアクセントを置きます。

前の母音にアクセントがあるパターンと、後ろの母音にアクセントがあるパターンの2通り。

ちなみに、口の大きさは↑上記の図を参考にして下さい。

前にアクセント

「bei(ㄅㄟ)」の場合、「e」と「i」では「e」の方が口が大きく開きます。

よって、前の母音「e」にアクセントを置いて発音しましょう。

後ろにアクセント

一方「bie(ㄅㄧㄝ)」の場合、今度は後ろの「e」にアクセントを置いて発音します。

子音+三重母音の場合

子音+三重母音の場合は、真ん中の母音を強く発音します。

「biao(ㄅㄧㄠ)」の場合、母音「iao」の「a」の音を強く発音するように意識しましょう。

③複合母音のとき1音節で発音する

三つ目の特徴は、「複合母音のとき1音節で発音する」です。

因みに複合母音とは、1つの音(1音節)の中に母音が2つ以上入っている音のことを指します。

例えば、「biao(ㄅ一ㄠ)」という音。

日本語で敢えて書くなら「ビィヤオ」となり、更に音節で分けると日本語の場合は「ビィ」「ヤ」「オ」の3つの音(3音節)になります。

でも、中国語はこの音を1つの音(1音節)として発音します。

コツは、スムーズに一気に「ビィヤオ」と発音すること。

日本語の場合(3音節)

中国語の場合(1音節)

日本語とは音に対する概念が異なるため初めは戸惑いますが、中国語はこういうものだと理解しましょう。

④複合母音のとき区切る位置を間違えない

4つ目は、「複合母音のとき区切る位置を間違えない」です。

複合母音とは、1つの音の中に母音が2つ以上入っている音のことでしたね

そして、この複合母音の時に、日本語の感覚で区切って発音してしまうため、ネイティブからすると非常に聞き取りづらい音になっていることがあります。

中国語は子音と母音に分ける

例えば、中国語の「kai 」と日本語の「かい(kai)」という音の場合。

中国語kai
日本語ka(か)i(い)

中国語の場合、子音「k」と母音「ai」に分かれ、「a」の音にアクセントを置いて発音します。

一方で、日本語は「ka(か)」「i(い)」に分かれ、母音の「a」が子音の「k」にくっついた状態に

そうすると、強く発音しなくてはならない「a」の音が不明瞭になり、非常に聞き取りづらい音になってしまうのです…

正しい分け方は子音「k」と母音「ai」

日本語で敢えて書くなら「ぃ」となり、アクセントである「a」の音をしっかり発音する事で聞き取りやすい発音へと変化しますよ♪

中国語の「kai」

日本語の「かい」

中国語発音の4つの特徴とコツおさらい

  • 1音節の中で子音→母音に音が移行する(母音で音が終わる)
  • 母音にアクセントを置く
  • 複合母音のとき1音節で発音する
  • 複合母音の時に区切る位置を間違えない

以上が、中国語発音の4つの特徴と発音のコツでした。

発音の勉強をして結構時間が経つのに、未だに日本語訛りが強くて聞き返さえる…

そんな時は、上記の4つのポイントを意識するのがおすすめです。

また、発音の改善には、中国語の発声方法「口・喉・息の量」を習得する事もとても重要です。

なぜなら、中国語と日本語では、発声方法が異なるからです。

日本語は喉を閉めてボソボソと発音するのに対し、中国語は喉を開けて声を響かせて発音します。

中国語の発声方法が正しくできるようになっておくと、難しいと言われる音が楽に出せるようになりますよ♪

詳細は下記記事を参考にしてみて下さい。

≫中国語の口の形・喉・息を完全攻略!この方法で発音が激変しました!

参考になれば幸いです。

ではまた〜♪

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≫発音習得のロードマップはこちら

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